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ウェブサイト診断から測れる改善へ:小規模事業の導入事例はこう作る
小規模なサービス業がウェブサイト診断を記録し、改善の優先順位を決め、成果を正直に測る方法を、SoftalikaのAMOSを例に解説します。
役に立つウェブサイトの導入事例には、5つの要素があります。サイトの出発点、最初に直した問題、誰が何を決めたか、決められた期間で何が変わったか、そして変化の理由がほかにも考えられるかどうかです。この記事では、AMOSを使う小規模なサービス業を例に、この構成を説明します。あわせて、現時点で紹介できる唯一の記録である当社自身のウェブサイトの事例を取り上げ、まだ顧客の数値を載せていない理由もお伝えします。
なぜこの事例にはまだ顧客の数値がないのか
この記事には、顧客企業の数値は含まれていません。成果を公開するのは、実際の数値であり、明確な期間で測定され、事業者の許可を得られた場合だけです。
"traffic went up"(アクセスが増えた)とだけ書かれた事例は、誰の役にも立ちません。何を測ったのか、どのくらいの期間だったのか、その間にほかに何が起きたのかを知る必要があります。この記事の後半では、成果を検証できるようにパイロット(試験導入)をどう記録するかを紹介します。
どの事例にも共通するルールがあります。AMOSは検索順位、アクセス数、売上を約束しません。表示回数、クリック数、問い合わせ数の測定された変化を、実施した作業と並べて報告します。
典型的な事例の対象はどんな事業か
AMOSの対象は、従業員がおよそ5〜50人で、ウェブサイトから新規顧客を得ていて、SEO・コンテンツ・ITの担当チームを持たないサービス業です。SEOとは、検索結果で自社のページを見つけてもらいやすくするための取り組みのことです。たとえば歯科医院、法律事務所、パン屋、水道工事業者などです。
典型的な出発点は、たとえば次のようなものです。
- ある歯科医院は新規患者の多くをウェブサイト経由で得ているが、Googleでのページの状況を何年も誰も確認していない。
- ある法律事務所は高い専門性を持っているが、取扱分野のページは内容が薄く、ほとんど更新されていない。
- あるパン屋はオーダーケーキの注文を増やしたいが、スマートフォンでは注文ページが見つけにくい。
- ある水道工事業者は複数の地域で対応しているが、ウェブサイトに対応エリアがはっきり書かれていない。
どの事業者も、サイトをもっと良くできることはわかっています。難しいのは、何を変えるべきかを見極め、そのための時間を確保することです。
ベースラインはどう記録するか
ベースラインとは、あらゆる比較の基準となる出発点のことです。これがなければ、改善を示すことはできません。変更を公開する前に記録してください。
小規模なサービス業にとって実用的なベースラインには、次の項目が含まれます。
- 検索での表示回数。 表示回数とは、クリックされなくても、検索結果にページが1回表示されたことを指します。Google Search Console(Googleが提供する無料の分析ツール)で無料で確認できます。
- 検索からのクリック数。 その検索結果から実際にサイトを訪れた人数です。
- 問い合わせ数。 問い合わせフォームからのメッセージ、電話、予約リクエストなどです。変更の前後で同じ数え方をしてください。
- 技術的な問題点。 表示が遅いページ、リンク切れ、ページタイトルの欠落などです。
- コンテンツの不足。 お客様がよく尋ねるのに、サイトでは答えていない質問です。
AMOSはあなたのページと競合のページを読み込み、サイトの足を引っ張っている要因をページごとに理由とともに示します。この一覧もベースラインの一部になります。
対象期間も書き留めておきましょう。パン屋にとって、12月の4週間分のデータと3月の4週間分のデータでは意味が異なります。
問題の優先順位はどう決めるか
ほとんどのサイトには、事業者が対応できる以上の問題があります。そのため最初の仕事は、何から直すかを選ぶことです。シンプルな分け方は次のとおりです。
| 問題の種類 | 例 | 測るもの | 誰が決めるか |
|---|---|---|---|
| 技術的な問題 | 水道工事業者のサービスページがスマートフォンで表示に時間がかかる | それらのページの検索表示回数とクリック数 | 事業者が修正を承認 |
| コンテンツの不足 | 歯科医院に、患者からよく質問される治療についてのページがない | 関連する検索での表示回数、その治療に関する問い合わせ | 事業者が記事を承認 |
| わかりにくいページ | 法律事務所の問い合わせページに、初回相談の流れが書かれていない | フォームからの問い合わせ | 事業者が変更を承認 |
| 見つけにくさ | パン屋の注文ページがメニューの奥に埋もれている | 注文ページへのクリック数、注文の問い合わせ | 事業者がサイト変更を承認 |
一般的な目安として、すでに問い合わせを生んでいるページの問題から始めましょう。そこでの小さな修正は、まったく新しいセクションを作るよりも効果を測りやすくなります。
AMOSがすること、事業者が決めること
役割分担はシンプルです。
AMOS:
- GoogleやAI検索でサイトの足を引っ張っている要因を見つけます。
- 修正、記事、サイト変更を、あなたのブランドの語り口で計画し、下書きします。
- 表示回数、クリック数、問い合わせ数を、実施した作業と並べた週次サマリーで示します。
事業者:
- すべての修正、記事、サイト変更を承認または却下します。
- どの言語で公開するかを決めます。翻訳はすべて、公開前に承認を待ちます。
- データの保存期間を決め、いつでもデータをエクスポートまたは削除できます。
AMOSは、あなたの承認なしにウェブサイトへ何かを公開することはありません。SNSや広告の運用は行わず、ネットショップの構築も行いません。
変更前後をどう公正に測るか
同じ長さの期間で、同じ指標を比べます。たとえば、最初の変更の前の4週間と後の4週間を比べ、日付を記録しておきます。
そのうえで、その間にほかに何が起きたかを確認します。よくある外部要因は次のとおりです。
- 季節。 パン屋は、ウェブサイトの状況に関係なく、年末年始などの行事前に問い合わせが増えます。
- 広告。 同じ月に有料広告を始めた医院は、新しい問い合わせのすべてをウェブサイトの改善によるものとは言えません。
- 検索エンジンの変更。 Googleのアップデートにより、サイトとは無関係な理由で順位が上下することがあります。
- オフラインの出来事。 地元のニュースでコメントが取り上げられた法律事務所は、その週の訪問が増えることがあります。
- 口コミや評判。 検索での成果が変わらなくても、問い合わせが増えることがあります。
公正な事例では、この2つを分けて考えます。新しい治療ページの表示回数の増加のように、特定の作業と対応する変化は、その作業と結びつけて考えるのが妥当です。一方、電話の総数の増加のように事業全体にわたる変化には、ほかの原因があるかもしれません。そのことをはっきり書きましょう。
期間が短いことも制約になります。検索結果に変更が反映されるまでには数週間かかることが多いため、初期の数値は慎重に読む必要があります。
当社の例:AMOSでsoftalika.comを構築
紹介できる唯一の記録は、当社自身の事例です。当社の営業用ウェブサイトsoftalika.comは、AMOSで構築しました。
2026年10月16日から19日にかけて、まずAMOSのセットアップウィザードから始めました。その後、Site Assistant(サイトアシスタント)にふだんの言葉で依頼を出しながらサイトを改善しました。依頼ごとに小さな下書きが作られ、パソコンとスマートフォンでプレビューしてから、承認または却下しました。
この例が示しているのはプロセスであり、検索での成果ではありません。4日間では表示回数や問い合わせの変化を測るには短すぎるため、成果は一切うたっていません。ただし、承認のステップが実際にどう機能するかは示しています。事業者は公開前にすべての変更を確認でき、断ることもできます。
どんな小規模事業にも当てはまる教訓
以下の教訓はプロセスの組み立て方から得られたもので、AMOSを使うかどうかに関係なく当てはまります。
- 最初にベースラインを記録する。 変更を公開してしまうと、以前のサイトに戻って測ることはできません。
- 一度に変えるのは少しずつ。 歯科医院が1週間で10ページを書き直すと、どのページが効いたのかわかりません。
- 問い合わせは最後まで同じ方法で数える。 水道工事業者が途中からLINEのメッセージも数え始めると、数値を比べられなくなります。
- 簡単な記録をつける。 何をいつ変えたかを書き留めておくと、週ごとの数値が読みやすくなります。
- 自社らしくない下書きは却下する。 内容が正確でも、お客様に合わない下書きは公開する価値がありません。
- 次にやることはデータから決める。 新しいサービスページが表示されるのにクリックされないなら、ページを増やす前にタイトルを改善しましょう。
AMOSのパイロットの流れ
サービス業を営んでいて、自社の改善を記録したいと考えているなら、まずはパイロットから始めるのがおすすめです。
- 短い打ち合わせ。 ウェブサイト、チーム、販売している市場についてお話しします。
- セットアップ。 AMOSチームが、あなた専用の分離されたクラウド環境にAMOSを設定します。
- ログイン。 メールで届くコードを使って管理画面にログインします。ログインできるのは招待した人だけで、それぞれに役割が割り当てられます。
- 確認と承認。 サイトの足を引っ張っている要因をページごとに理由とともに確認し、必要な修正、記事、サイト変更を承認します。
- 変化を見守る。 週次サマリーで、表示回数、クリック数、問い合わせ数を、実施した作業と並べて確認できます。
パイロットの期間、条件、料金は打ち合わせで決めます。公開している料金表はまだありません。
パイロットまたはウェブサイト診断のお申し込みは、お問い合わせページのフォームからどうぞ。ウェブサイトのアドレス、チームの人数、増やしたいものをお知らせください。1営業日以内にご返信します。